toppage ・・・ database ・・・ result ・・・ 1999年



THE DAY AFTER
1999年04月25日 東京・後楽園ホール
観客動員数:2000人
前座 シングルマッチ10分1本勝負

○長与千種
vs
中山香里×
(0分35秒、リバースフルネルソン)
両選手の呼び込み直前、尾崎選手が本部席にやってきて「長与のテーマ曲は流すな、照明もダメ、コールも名前だけ、それも出来るだけ無気力に」と理不尽な要求。揉めてもしょうがないので、慌てて照明さんにその旨を無線伝達。そういう事は大会開始前に言って欲しかったんですけど…。
試合はゴングと同時に中山選手がナックル連打で突っかけ、ウラカン・ラナ。これを返した長与が押しつぶすようにリバース・フルネルソンでねじ伏せてギブアップ勝ち。
…多分、長与はランニングスリー1発で決めることも出来たと思うんですよ。GAEAファンもそのほうがスカッとするだろうし。それでもなぜ地味なフィニッシュを選んだのか?私には、あれはレスリングに帰れという無言のアピールに見えました。黙とうがあったからとか、誰に対してというわけではなくてね。GAEAがここまで生き残ってきた生命線がなんなのか?本質を見失うなよと。まあ、ワタシ的な感想ですが。
第1試合 シングルマッチ30分1本勝負

○ライオネス飛鳥
vs
加藤園子×
(0分32秒、合体ライガーボムからエビ固め)
シュガーから急遽変更
で、その問いかけに対する飛鳥選手の返答がこれ。長与の試合を見ていた飛鳥選手が、マッチメーク権はウチらが持ってんだからと、出場選手を急遽変更。シュガーに変わって自ら出陣し、セコンド介入を絡めてのライガーボムで秒殺。あれもプロレスならこれもプロレスってことなんでしょう。 あの…これって理不尽行為なんですけどね、ワタシ的にはああ、GAEAマットで初めて飛鳥選手がムキになったなと。加藤に対して言い放った「お前は長与の匂いがするからムカつくんだ!」って言葉もね、これまでは「ムカつく」なんていう、同じ目線に立った感情的な言いまわしは絶対しなかったですし。元西武ライオンズの名将・森監督に言わせると、相手の戦法に合わせて自分の戦い方を変えるということは、すでに動揺している証拠であると。この2試合っていうのは、記憶の片スミに留めておくと、後々に重要な意味を持ってくるような気がします。まあ、ワタシ的にですが。 最後に、シュガーvs加藤を楽しみにしていた人…申し訳ないです。
第2試合 シングルマッチ30分1本勝負

○永島千佳世
vs
広田さくら×
(10分30秒、腕ひしぎ十字固め)
今年3度目のキツネとタヌキ対決はまたも頭脳ゲーム。試合の軸となったのは十字を巡る攻防で、広田の技をあらゆる方法で十字に切り返す永島のセンスには改めて拍手。特に横浜文体で広田が見せた“裏拳をかわそうとしゃがんだ相手に対し、フェイントを入れて裏拳を打ち下ろす”というテクニック(?)を、待ち構えて下から捕獲したシーンには脱帽。2人の先の読み合いはどこまで深くなるやら…。最後はアルゼンチンのように抱えあげ、何事か狙った(バーニングハンマー?…なわけないか)広田に対し、永島が絡みつくように旋回式の腕十字を決めて鮮やかに勝利。 しかし永島というレスラーは凄いですね。何が凄いって、この試合で出した技らしい技が腕十字数回だけという事実。もう、唸るしかないです。それから、永島の俵返しに観客がしっかり反応してくれたのは、ちょっとうれしかったですね。
第3試合 タッグマッチ30分1本勝負

シュガー佐藤

中山香里
vs
植松寿絵

RIE
○シュガー佐藤(21分00秒、ライガーボムからエビ固め)植松寿絵×
RIE選手、入場時から中山選手に意識ムキだし。開始後もバッドナースのような表情で中山選手に攻めこみます。惜しむらくはこの迫力がシュガー相手にも出せれば良かったんですが…。試合は全体的にやや間が悪く、低いテンションのまま終盤へ突入。どうなることかと思いましたが、シュガーと植松の間で決着の様相を呈してきたラスト3分は白熱。最後は植松のウラカンを力で止めて、更に引っこ抜いたシュガーがライガーボム一閃。RIE選手のフォローも及ばずカウント3でシュガー組の勝利。
試合後、シュガーが腰に手を当て、何事か植松にアピール。「やれやれ敵じゃねぇな」なのか「ベルトを賭けてやってやる」なのか、「この新しい水着、腰回りがキツイよ」なのかは裏側だったので良くわかりませんでした。
セミファイナル シングルマッチ45分1本勝負

×山田敏代
vs
三田英津子○
(20分36秒、ブレイジングチョップから片エビ固め)
良く言えば重い試合。悪く言えばもったりとした試合。うーん…後者ですね、今回のは。場内外の使い分けでうまくペースを握り、ノラリクラリ山田をいなす三田選手のインサイドワークは見事でしたが、スタミナ切れは誰の目にも明らか。最後は両者息切れの状態から倒れこむようにチョップを決めて、山田にフォール勝ちはしたものの、両者の実力からすると内容的には…。山田も試合後のコメントから納得いってない様子。ところで、“凄い”の価値基準ってなんでしょう。私は今日の永島を凄いと思いましたが、失礼ながら三田選手の場外デスバレーは凄いと思いませんでした。三田選手のデスバレー、以前はその態勢に入るだけでドッと沸いたのに…。
メインイベント タッグマッチ60分1本勝負

ライオネス飛鳥

尾崎魔弓

下田美馬
vs
KAORU

山田敏代

里村明衣子
○下田美馬(18分43秒、カカト落としから体固め)KAORU×
開始直後、里村&加藤が飛鳥選手に対し、ダブルの正拳突き(!)を見舞えば、尾崎&下田両選手もすかさずやり返すなど、序盤から見所満載。ラフあり技ありの濃厚な18分は、飛鳥組の一連の反則プレーを“許容範囲”として見ている方には非常に楽しめたのではないでしょうか。ハイライトはクーロンズゲート、エクスカリバー、デスバレーボムの三重奏。これがKAORU組最大の勝機でしたが、惜しくもカウント3は奪えず。最後は乱戦の中、ダイビングを含むカカト落としの連発で下田選手がKAORUからフォール勝ち。試合後は勝手にガイアのバケツで冷やしていたスーパードライで祝杯。“許容範囲外”の観客は、またもフラストレーションのたまる結末に…。
しかし…第1試合からメインまで全敗じゃないスか!
KAORUさん、GAEAはアナタが守るんじゃなかったの?結果よりも、その心意気が見えなかったのがくやしいっスよぉ。あと、全体的に試合にGAEAらしさがなかったのも。K-1と闘龍門がバッティングする中、これだけの観客が来てくれたのに…くやしいなぁ。
ちなみに試合後、飛鳥選手が次回5月16日後楽園大会での長与―アジャのタイトルマッチを発表。詳細は30日の記者会見(勝手に決めるな!)で発表するとのこと。